外出自粛が続き、自宅で過ごす時間が長くなったことによる活動量の低下、ストレスの増大、食生活の乱れ等により、生活習慣病等の発症や悪化、こころの不調など、心身の不調が生じやすくなっています。
心身への悪影響を最小限にするために、新しい生活様式とともに行う健康づくりが大切です。
新型コロナウィルス感染症に負けない身体づくりを実践しましょう。
運動
自宅で過ごす時間が長くなると活動量が低下し、体力の低下、生活習慣病の発症や生活機能の低下(フレイル、ロコモティブシンドローム、認知症等)をきたす可能性が高まります。
身体を動かすことは、体の健康だけではなく、ストレスの解消など、こころの健康にも効果があり、免疫力を高めることにもつながります。
1 運動の前に行うこと
(1) 体温の測定
(2)
体調の確認
以下の項目に1つでも当てはまる場合には、屋外での運動は行わない
咳、のどの痛みなどの風邪の症状
だるさ、息苦しさ
においや味がいつもと違う
身体が重い、疲れやすい等
2 感染予防のための基本的な対応
(1)手洗いの実施
(2)マスクの着用
屋外でも人が多いところを避け、3密(密閉、密集、密接)のいずれかに該当する場所を避けましょう。
気温・湿度が高い中では、熱中症に注意が必要です。マスクをしていることで、吸い込む空気があたたかくなり、体から熱が逃げにくくなりま
す。また、マスクをして呼吸をするときには、マスクをしていないときより、エネルギーが必要となるので、体温が高くなりやすい状態になり
ます。屋外で人と十分な距離が保てる場合には、適宜マスクを外すようにし、こまめに水分を補給しましょう。
(3)十分な距離の確保

雨の日や運動ができない日などは、ラジオ体操、ストレッチ等で、自宅の中で動く時間を増やしましょう。
生活アクティブ体操(外部リンク)

ロコモを防ぐ運動「ロコトレ」(外部リンク)

健康ポイント事業「きくよう健康倶楽部」の活用もおすすめです。
スポーツ庁ホームページ(外部リンク)
食事
新型コロナウィルス感染症の影響で、普段とは違う生活を送る中で、食生活の乱れが心配されています。1日3食、バランスの良い食事を心がけましょう。
1 1日のスタートは朝食から
1日を元気にスタートするには、朝食をしっかり食べることが大切です。
2 バランスの良い食事
「主食」「主菜」「副菜」がそろった食事を心がけることで、身体に必要な栄養素を不足なくとることができます。
主食:ごはん、パン、めん類
主に炭水化物の供給源で、エネルギーのもとになる
主菜:肉、魚、卵、大豆製品
主に、たんぱく質の供給源で、血や筋肉、骨のもとになる
副菜:野菜、海藻、いも、きのこ
主に、ビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源で、体の調子を整える
保存ができる食材(缶詰、乾物、レトルト食品、インスタント食品、冷凍食材など)も上手に活用しましょう。

口の中を清潔に保つ
1 口の中の乾燥を防ぐ
マスクの着用で口呼吸が習慣化する可能性が心配されています。口呼吸は、口の中が乾燥することで、
細菌などが繁殖しやすく、感染症にかかりやすい状態になります。
2 口の中をきれいにする
口の中が汚れていると、細菌が増殖し、ウィルスが侵入しやすくなります。自分にあった歯ブラシやデ
ンタルフロスなどを使い、丁寧にみがくようにしましょう。また、歯科衛生士による定期的なメンテナ
ンスも必要です。
ご自身やご家族の食生活や健康のことで気になることがある場合は、お気軽にご相談ください。