上津久礼の川施餓鬼 最終更新日:2019年4月16日 上津久礼の川施餓鬼(かみつくれのかわせがき) 川施餓鬼の様子 指定年月日(種類番号) 昭和54年2月23日(無形民俗文化財第2号) 所在地 菊池郡菊陽町大字津久礼(上津久礼区) 保存団体名 上津久礼川施餓鬼保存会(上津久礼区長) 文化財概要 上津久礼は、もと白川中流域右岸に沿って開かれた、豊かな水田地帯として早くから栄えてきた所です。また、その反面、再三にわたる水難と人畜の悪疫に悩まされ、延宝6~7年(1678~1679年)ごろ、藩命により村をあげて現在地に移り住みました。その後も人畜の無病息災と追善供養を忘れず、今日まで受け継がれてきたのが「川施餓鬼」です。 この行事は、毎年8月19日に津白橋ぎわで祖先の碑前慰霊の読経が行われ、その後、供物が「川の餓鬼」に施されて午前の儀式が行われます。午後からは、「施餓鬼船」が各組(区を6組に分ける)ごとに工夫し制作されます。これは最大3メートルもあり、麦わらで作られた船(馬をかたどったもの)に提灯と供物を飾り、川に流していましたが、現在は環境に配慮しグラウンドに並べるだけとなっています。 その他の無形民俗文化財(リンク) 馬場楠の獅子舞い お法使祭