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菊陽町の農業

最終更新日:
 

菊陽町の農産物はどんなもの?

 
(4)にんじん農家
菊陽町の農産物で最も盛んなものは「にんじん」です。その量は熊本県のみならず西日本でもトップクラスの生産量を誇ります。昭和53年には冬にんじん、平成10年には春夏にんじんが国の指定産地を受けており、重要な基幹作物として数多くの農業者が栽培しています。
 そのほか、県内トップクラスを誇るスイートコーンやさつまいも、馬肉、えごまなどさまざまな農産物が生産されています。そのなかでも、特に生産が盛んな「にんじん」と「スイートコーン」について説明します。

 

にんじんとスイートコーンの特徴

 
 

概要

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・にんじん
 中央アジア原産のセリ科の植物です。一般的に食べられている部分は根の部分ですが、葉の部分も食べることができます。根は鮮やかなオレンジ色が特徴ですが、品種改良により現在は紫や黄色、白色などさまざまな色のにんじんが栽培されています。にんじんはビタミンA、ビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンAが豊富にあり、抗酸化作用や目の機能向上に期待できます。
 

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・スイートコーン
 アメリカ大陸原産のイネ科の植物です。スイートコーンはとうもろこしの品種の中の1つで、ポップコーンのもとになる爆裂種や飼料用の馬歯種などさまざまな品種があります。そのなかでもスイートコーンは炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維などをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。
 

適した土壌は?

・土壌のphが5.5~6.5程度の酸性が好まれます。
・土壌の質は、水はけがいい肥沃な砂壌土が好まれます。
・にんじんとスイートコーンはしっかりと根を張るため、硬い土壌だと向きません。

 

適した温度は?



 

にんじん

・生育・発芽に最適な温度は15℃から23℃です。
・気温が3℃程度まで下がると成長をやめてしまいます。
・35℃を超える高温になると葉が焼けてしまい、成長できなくなります。

 

スイートコーン

・生育・発芽に最適な温度は18℃から24℃です。
・気温が15℃まで下がると成長をやめてしまいます。
・30℃を超えると成長や受粉が難しくなります。


 

菊陽町で盛んな理由は?

 

土壌が適しているから

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菊陽町は阿蘇火山の近くに位置しており、「黒ボク土」という火山灰がつもって出来た黒くてぼこぼこした土が広範囲に分布しています。
保水性、透水性、通気性に優れたこの「黒ボク土」は、にんじんやスイートコーンの栽培に適しており、色をさらに鮮やかにする効果があると言われています。
 

 

気候が適しているから

菊陽町は阿蘇火山からの吹き下ろしの風が菊陽町付近で和らぎ、にんじんやスイートコーンに適した気温・湿度に変化すると言われています。暑すぎず、寒すぎない気候だからこそ盛んに栽培されているのです。
また、九州特有の安定的な日照時間も質のいい農作物栽培に適しています。

  

豊富な水資源

(3)みらい大橋から阿蘇
菊陽町には一級河川の「白川」が流れています。その水源は阿蘇山の中腹にある湧水で、農作物の栽培において、さまざまなメリットがあります。
発芽や栽培管理のなかで水は欠かせず、田んぼに水を張ったり、お米を作ったあとに農作物を栽培すると、病気になりにくいなどの効果もあります。





そんな恵まれた環境で栽培されたにんじんはクセが少なく甘みがあり、スイートコーンは桃やイチゴと同じくらいの糖度になります。現在熊本県内だけではなく、中国地方や関西地方にも出荷されています。そんな菊陽町で栽培された農作物を是非ご賞味ください。
菊陽町では尚絅大学生活科学部と連携し、農産物を使ったオリジナルレシピを開発しております。お気に入りのレシピを見つけていろんな食べ方で楽しんでください。
 
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