令和7年3月19日(水)、防災センター内の災害対策本部室において、災害対応図上訓練を実施しました。
本訓練は、大規模災害発生時に災害対策本部の一部を対象とし、危機管理防災課長を含む11名で構成されたチームにより実施しました。
訓練は実災害を想定し、参加者には事前にシナリオ等を一切通知せず、被害状況の把握、熊本県・消防等関係機関との連携、情報処理の体制等について検討・改善を行うことを目的としました。進行および評価には、株式会社減災ソリューションズ(以下「減災ソリューションズ」)から5名のスタッフのご協力をいただきました。
今回は、従来の紙とペンを使用したアナログ方式に加え、減災ソリューションズが開発した「GENSAI-Platform™」を用いたデジタル方式による対応を比較検討しました。その結果、迅速性・精度・網羅性のいずれの面においても、デジタル方式に優位性が認められ、情報共有や意思決定の迅速化など、実災害時における有効性が確認されました。
また、減災ソリューションズより訓練の評価として、
・情報処理機能のデジタル化
・情報処理プロセスの標準化
・教育訓練の推進
町としましても、これらの提言を今後の防災体制のさらなる強化に活用し、引き続き災害対応力の向上に努めてまいります。