
北米原産のオオキンケイギクは、九州各地の道端や河原などで5月~7月頃に鮮やかな黄橙色(黄色と橙色の中間色)のコスモスに似た鮮やかな花を咲かせます。
しかし、きれいな花だからといってご自宅の庭や花壇に植えてはいけません。
いったん繁茂してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため特定外来生物に指定されており、オオキンケイギクの栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。
違反した場合は、最高で個人に3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人に1億円以下の罰金が科せられますので、ご注意ください。
処理するときの注意
オオキンケイギクを処理するときは、根から引き抜き、その場で拡げないように2~3日天日にさらすなどして枯死させた後、ビニール袋などに密閉し、燃えるごみとして処分しましょう。
除草剤を使用することが可能な場所であれば、除草剤による駆除も効果的です。
オオキンケイギクを繁茂させないためには、種子が付く前に除去をすることが望まれます。