町民の皆様へ
新型コロナウイルス感染症が拡大していますが、感染した方やその家族、医療機関関係者、職場の人や知人などで接触した人、その他の関係者に対し、誤った情報や不確かな情報に基づいた不当な扱いや嫌がらせ、インターネットやSNS上での誹謗・中傷などをしないようお願いします。
・ネット上の誤った情報に惑わされない
・真偽の確認できない情報はSNS等で広めない
・国や県、市町村が発信する正確な情報を入手する
正しい情報に基づき、人権意識をもった冷静な行動を心がけましょう。
なお、法務省などでは人権侵害に関する各種相談を受け付けています。
人権侵害の例
医療・介護の従事者やその家族に対して ・医学的・科学的根拠もないのに、その職業に就いているというだけで施設の利用などを断る ・誹謗中傷の言動や、張り紙、落書きを行う 感染者やその家族、関係者に対して
・人づての噂などで本人を特定し、住所や職業などの個人情報を勝手に公開する ・感染したことは本人の責任であると決めつけ、責める 感染拡大地域や海外からの異動者に対して
・異動したことで感染が広がったなどと中傷する ・定められた隔離(かくり)期間が経っても、さらなる自粛や転居を強要する その他
・他都道府県ナンバーの自動車に対し、車体を傷つけたり、SNS等でさらしものにしたりする ・感染拡大防止の対策をとって営業する店舗に対し、根拠のない自粛を強要したり、営業を妨害したりする |
これらはいずれも人権侵害であり、犯罪につながる行為もあります。
冷静に、相手の気持ちを考えてみましょう。
だれだって、いつだって、感染する可能性があります!

病気に対する不安はだれにでもあります
見えないウイルスへの不安から、感染が広がっている地域の人や、マスクをしていない人、外国から来た人などを嫌悪の対象としてしまうなどの差別や偏見が起こります。
自分のことに置き換えて考えてみましょう
差別や偏見の矛先(ほこさき)が向くのが、「もし自分だったら」、「もし自分の家族だったら」と置き換えて考えることが、差別や偏見の未然防止につながります。
「不安」を解消するために
まず大人がSNS等の差別的な言動に同調したり、根拠のない不確かな情報を拡散したりしないようにしましょう。
子どもたちは、大人の行動を見ています。
・小さな子どものいる家庭
・高齢者
・治療を受けている人とその家族
・自宅待機している人
・医療従事者
・日常生活を送って社会を支えている人
それぞれの場所で感染を拡大しないように頑張っています
この事態に対応しているすべての方々を
ねぎらい・敬意を払いましょう
©2010熊本県くまモン
各種情報・相談について
熊本県
https://www.pref.kumamoto.jp/hpkiji/pub/List.aspx?c_id=3&class_set_id=1&class_id=7049
(新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ)
法務省
・みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル)
0570-003-110 (平日午前8時30分から午後5時15分まで )
・子どもの人権110番
0120-007-110 (平日午前8時30分から午後5時15分まで)
・外国人のための人権相談(Human Rights Counseling for Foreign nationals)
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken21.html
日本赤十字社
新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html