空路でのつながりをさらに強く
菊陽町と大阪府豊中市は、平成29年2月10日、災害時相互応援協定を締結しました。
大阪国際空港のターミナルがある豊中市は、空路で結ばれた市町村と交流を深める「空港を生かしたまちづくり」を進めています。平成23年に豊中市長が菊陽町長を訪問され、熊本空港の区域の95%を持つ本町も、空港の活かし方を検討してきました。
熊本地震では、新幹線や高速道路の復旧が遅れる中、熊本空港はいち早く再開しました。町は、その直後に豊中市から空路を使って支援物資の提供を受けました。また、9月には災害義援金もいただきました。
災害時は、複数の交通手段を利用した支援の方法を確立しておくことが重要との考えから、大阪国際空港があり、阪神・淡路大震災の被災経験もある豊中市と、災害時における相互応援協定を結びました。
今回の協定では、災害時の物資の提供、人材の相互派遣などが盛り込まれ、災害発生時の早期復旧・復興が期待されます。
協定の締結に際し、豊中市の淺利敬一郎市長は「それぞれの特徴を生かして協定を締結することができたのは有意義だ。この協定は災害時がベースであるが、様々な産物の提供などそういう交流ができるとよいと思っている。」とあいさつされ、後藤町長は「空港から非常に近く、身近な存在であり、まちづくり関係でも協力できればありがたい。」と応じました。
