富士フイルム九州からさんさんの湯への熱供給事業の概要
平成22年4月1日から菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ内の温泉施設「さんさんの湯」に富士フイルム九州株式会社からの熱の供給を受けるという事業を開始しました。
本事業により、さんさんの湯の燃料コスト及びCo2排出量の削減を見込んでいます。
Co2排出量削減については年間約320トンの予定です。これは、樹齢80年の杉の木約23,000本が年間に吸収するCo2量に相当します。

事業概要
「さんさんの湯」は、今まで灯油ボイラで温めた高温水により温泉水を加温していましたが、今回から富士フイルム九州工場内の天然ガスコージェネレーション設備で作られる蒸気で温め、温水パイプを通ってさんさんの湯に供給された高温水により温泉水を加温することになります。
本事業は、平成20年10月に施行された「国内クレジット制度」に則ったCo2排出削減事業であり、Co2削減により町が得た排出権(国内クレジット)は富士フイルム株式会社に売却することになります。
国内クレジット制度とは、京都議定書目標達成計画(平成20年3月28日閣議決定)において規定されている制度です。大企業(富士フイルム株式会社)は、自らの技術・資金等を提供して中小企業等(菊陽町)が行った二酸化炭素排出削減量(国の機関が認証)を、自主行動計画等の目標達成のために活用することができます。

問い合わせ先
菊陽町 農政課 096-232-4916
菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ 096-232-8690