菊陽町特産「にんじん」
家族経営協定について
経営方針や、家族一人一人の役割、働きやすい環境作りなどについて家族みんなで考えましょう。
家族経営協定とは
家族経営が中心の日本の農業が、魅力ある職業となり、男女を問わず意欲をもって取り組めるように
するためには、経営内において家族一人一人の役割と責任が明確となり、それぞれの意欲と能力が十分に発揮できる環境作りが必要です。
これを実現するため、農業経営を担っている世帯員相互間のルール・取り決めを文書化したものが「家族経営協定」です。
形式にこだわらず、家族みんなで話し合いながら、あなたの経営にピッタリの協定を作りましょう。
制度上のメリットは
家族経営協定を締結し経営に参画している女性農業者に対しては、認定農業者、農業者年金、農業改良資金等の制度において、次のような優遇措置が講じられています。
共同経営を行っている場合、家族経営協定の締結等を要件に、夫婦等による認定農業者の認定の共同申請を認めています。(女性農業者や農業後継者も、パートナーとともに認定農業者となることが可能です。
農業者年金の被保険者である認定農業者等の意欲ある担い手と家族経営協定を締結し、経営に参画している配偶者などが所定の要件を満たせば、基本となる保険料に対し一定割合の国庫助成(政策支援)が行われます。
個別経営で加工分野・新作物分野・新技術にチャレンジしようとしている配偶者が資金の貸付を受けようとする場合は、家族経営協定を締結していることを要件の一つとしています。
農地のあっせん
家族経営協定において、経営内での役割分担が明確化され、夫婦共が経営方針の決定に参画する等の共同経営主であることを確認できる場合には、農業委員会の農地の、「あっせん名簿」にその両者を登録します。
協定の内容
協定は家族農業経営の発展状況に応じて世帯員相互間の話し合いに基づいて取り決められるもので、その内容は画一的なものではありませんが、通達では協定に盛り込まれることが適当と考えられる事項を、次のように示しています。
(1)目的
(2)経営計画の策定
(3)経営の役割分担
(4)収益分配
(5)就業条件
(6)将来の経営移譲
(7)その他
協定の見直し
家族経営協定は、一度締結したら終わりではなく、経営内容、締結範囲等の変化に応じて、見直しをすることが重要です。
あなたも家族経営協定を結んでみませんか
菊陽町の家族経営協定締結数(23年3月現在)
120戸
関連リンク
農林水産省(家族経営協定のページ)