災害時、避難支援が必要な方へ
近年、大雨や地震など大規模な災害が各地で毎年のように起こっています。町では、災害時に避難支援を必要とされる方に対して、あらかじめどこに・どのように避難するかの計画(個別避難計画)を立てる取組みを行っています。
計画を立てることで、実際に災害が発生した時に慌てずに避難行動をとることができ、また、町が避難支援を行う時にも役立てることができます。
個別避難計画とは
避難支援が必要な方の氏名、連絡先、心身の状況(持病やお薬名、障がいの内容や程度)、避難の際の支援者、緊急連絡先、家屋の状況、自宅から避難所までのルート、避難先で配慮してほしいことなどを記載したものです。
計画作成の対象となる方
町では、下記に該当する方を「避難行動要支援者」とし、計画作成をすすめています。
(注)病院や施設に入院・入所中の方は除きます。
〇75歳以上の高齢者のみの世帯で要支援1以上の認定を受けている方
〇要介護3以上の認定を受けている方
〇障がい者
・身体障がい(肢体不自由・視覚・聴覚障害があり、身体障がい者手帳1~2級)
・知的障がい(療育手帳A・B)
・精神障がい(精神保健福祉手帳1~2級)
・心臓・腎臓・呼吸機能障害
・難病患者等
・その他 要配慮者※で避難支援を希望し、町が避難行動要支援者と認める者
※要配慮者・・・災害時において高齢者、障がい者、乳幼児、その他の特に配慮を要する方。その他の特に配慮を要する方には、妊産婦、傷病者、医療的ケアを必要とする人等が含まれます。
順次、通知を発送しています
令和6年11月から、上記に該当する障がいがあり、かつ、計画未作成の方に通知を発送しています。
送付物:避難行動要支援者名簿登録申請書兼個別避難計画・福祉票、作成のポイント、
パンフレット、返信用封筒
計画に同意・作成されると・・・
町では災害に備え、要支援者の名簿を作成・管理しています。災害が発生した時やその恐れがある時には、避難支援等関係者※へ情報提供し、避難の支援を行います。
同意・計画を作成することで、いざ災害が起きた時に慌てずに避難行動をとることができます。
また、名簿や計画の情報を平常時から避難支援等関係者に提供することが可能になり、日頃から避難に関する相談や見守りに活かすことができます。
同意される方は、同封している「作成のポイント」を参考に「避難行動要支援者名簿登録申請書兼個別避難計画・福祉票」を記載の上、町まで返送ください。
より安全な避難計画を作成するため、町から電話や通知で計画内容の確認や修正の提案をさせていただく場合があります。
作成が難しい場合は、町福祉課窓口で一緒に作成を行います。また、あなたの地区の民生委員・児童委員に相談いただくこともできます。
※避難支援等関係者・・・社会福祉協議会、消防団や自主防災組織、自治会、民生委員・児童委員 など
計画を作成したい、見直したい方へ
町からの通知は届いていないが新たに登録したい方(要配慮者)や、過去に作成した計画を見直したい方は下記から資料をダウンロードし、町福祉課まで提出ください。(町福祉課窓口でも配付しております。)
個人情報について
町は名簿・計画に記載された情報を適切に管理し保管しています。また、避難支援等関係者も守秘義務があります。いただいた情報等をほかの目的で使用する予定はありません。
ご留意いただきたいこと
この計画は災害時に町の避難支援をお約束するものではありません。避難支援等関係者も災害時には自身の安全確保が優先されます。そのため、まずはご自身で身を守る行動を心掛けましょう。この計画を周りの方との相談の機会や、災害時の「早めの避難」に活かしましょう。