新たに策定した「第7期菊陽町総合計画」では、町の人口シミュレーションにおいて、2050年(令和32年)には、高齢者(65歳以上)の割合が30%程度になると見込んでいます。
 高齢者がいつまでも住み慣れた地域で暮らし続けるためには、2050年を見据えた新たな高齢者支援施策の展開が必要です。町では、企業進出の効果を高齢者の皆さんにもしっかりと実感してもらうため、次の高齢者支援の新たな事業に取り組みます。
 
熊本‐TSMC 健康長寿プロジェクト
 認知症を予防し、健康寿命を延ばすためには、生活習慣病を管理し、運動、栄養の改善、認知機能訓練に取り組むことが必要と言われています。
本事業は、TSMC慈善財団からの資金援助のもと、熊本大学との共同で高齢者を対象にした6か月間の運動指導、食事指導、認知機能訓練を行うプログラムです。参加対象となる高齢者の皆さんには、案内を行い、6月頃に事業説明会を開催します。
 
健康分野のスペシャリスト (株)ルネサンスの職員を配置
 健康長寿のためには、官民の多様な資源を活用し、高齢者自らが健康づくりに励むことができる環境づくりが必要です。今年度から、総務省の地域活性化起業人制度を活用し、㈱ルネサンスから職員(起業人)の派遣を受けることになりました。
 起業人には、民間企業での経験を活かし、熊本‐TSMC健康長寿プロジェクトに従事するほか、町の健康づくりの事業に対し、提案などを行います。
 
高齢者紙おむつ等購入費助成事業
 本事業の助成対象者を、次のとおり拡大します。
◆これまで     要介護3~5の認定者
◆令和7年7月~  要介護(要支援)認定者
 助成対象者には、その他の条件があります。詳しくは後日お知らせします。
 
問い合わせ先
介護保険課 介護保険係 ☏096(232)2508
 
商業施設への移送等を支援 買い物送迎等支援事業
 「商品は自分で見て選びたい」「でも、運転ができず、自分独りでは商業施設に行けない」「高齢になり、一人での買い物には不安がある」などといった高齢者が増えています。
 町では、こうした高齢者を支援するため、町内の商業施設への移送を行い、買い物の際の見守りなどを行う本事業を、社会福祉協議会への委託により開始します。
 
問い合わせ先
町社会福祉協議会 ☏096(232)3593
 
利用の例
タイムスケジュール|  | 時間 | 行動 | 
|---|
| ① | 午前9時30分 | 地域の公民館に集合 | 
| ② | 午前9時40分 | 送迎用車両に、地域の人と乗り合わせて出発 | 
| ③ | 午前10時 | 町内の商業施設に到着・買い物開始 ※見守りはありますが、自分で店内を歩行できる人が対象です。
 | 
|  | 午前11時 | 商業施設を出発 | 
| ④ | 午前11時30分 | 自宅近くに送迎 | 
  
利用イメージ