今石横穴群 最終更新日:2023年7月5日 今石横穴群(いまいしよこあなぐん) 横穴群の入り口写真 指定年月日(種類番号) 昭和54年2月23日(史跡第2号) 所在地 津久礼今石2089(下津久礼区) 文化財概要 この横穴群は、7世紀の中期から後期にかけて首長等の墓としてつくられたものと思われ、明治17年(1884)県道瀬田・竜田線の開通によって発見されたものです。当時は9墓が確認されたらしいですが、現在は2号墓、3号墓を残すのみです。 なお、県道開通時に2号墓の羨門部が削り取られ、第二次世界大戦時における防空壕の掘削で、それぞれの玄室(遺体安置室)の一部が欠損しています。また、どちらも単室・複床式横穴で、白川下流域の「つつじヶ丘横穴群」や「小磧橋際横穴群」等と同時代(古墳時代後期550~650)のものと推定されます。 道路から見た横穴群