六道塚古墳(ろくどうづかこふん)
六道塚古墳の写真
指定年月日(種類番号)
昭和54年2月23日(史跡第4号)
所在地
菊池郡菊陽町大字辛川869-4,869-5(辛川区)
文化財概要
この塚の概要は、直径7メートル、高さ約3メートルで、未調査のため、断定はできないが、その形状、位置、地名、古代住居跡などからみて二段築成の円墳と推定されています。この塚の一帯は、古くは唐川(辛川)原とよばれ、延元元年=北朝建武3年(1336年)8月18日、南朝方の菊池武敏・阿蘇惟澄連合軍と北朝方の将、今川蔵人大夫、託磨別当宗直、小代重峯、小代光信らが激戦をくりかえした古戦場としても知られています。また、弥生式土器の散布地としても知られ、多くの遺跡等が散在するところです。
塚の上には楠の大樹がそびえ、その根元には「神石」が祀ってあります。この神石は、「さくらぎ神社」と称され、益城町寺中にある津森神社の末社と伝えられています。